今年のハイライト

今年も後2日で新しい年を迎えようとしています。

弊社直売店があります焼津さかなセンターでは例年通り、

お正月の買い物のお客様で賑わっています。

 
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皆さんは、どのような一年を過ごされましたか?

私共にとりましては、特に製品づくりの品質を極めるという点で

大きく前に進むことができた年でした。

 

予てから念願でありました、化学調味料や保存料に依存しないで

塩、砂糖、魚醤というシンプルな調味料で味づくりをすることが可能になりました。

 

これまでは、限られた製品だけがミネラル分を多く含む天然調味料を使って

素材の旨みを引き出す味づくりをしていましたが、今年を境にほとんどすべての

製品において、添加物に頼らないものづくりができるようになったのです。

 

特に、「ちくわ」製品につきましては、リン酸塩未使用のすり身を使っての

製品化が可能になり、静岡県より経営革新計画企業として承認されました。

リン酸塩は保水力を強め、製品の食感や日持ちをよくしますが、過剰摂取すると

カルシウムの吸収を妨げると心配されています。

 

「おいしくて体に良いものづくり」を目指して、少しずつ前に進むことができたのは、

社内のスタッフや、これまでご縁をいただいた多くの方々のおかげと思っております。

 

今年もまた、多くの方に支えられた一年でしたが、一歩一歩の歩みを評価して

くださった方に澤田升男さんという方がおられます。建築、住宅を通して世の中に

貢献しようと、住む人が健康で幸せに暮らす家造りを全国的に広めておられます。

もちろん、健康を害する可能性があるものは、一切使わないという徹底ぶりです。

 

住宅業界に様々な疑問や課題を投げかけ、「本物の家造り」を進めておられる

澤田さんが9月に「神様が宿る家”」を出版されました。

澤田さんは、その著書の特別付録で「不可能を可能にした人々」と題して、

私共の「添加物に依存しないものづくり」のことを紹介くださっています。

 

「食は命の源」であるということと「家は人を育み、守るもの」であるということ、

「食」と「住」は、人が健康で幸せに暮らすということに大きく係わっています。

 

私共の「食を通して社会に貢献する」ための小さな努力が、業界は違っても

同じ思いの方々にお会いでき、評価していただいた時には、それが大きな

励ましとなり、前進するための勇気をいただきます。

 

今年は、製品開発のために大きなエネルギーが必要でしたが、一人でも

多くの方に「おいしさとやさしさ」をお届けできれば、とても嬉しく思います。

 

この一年大変お世話になりましてありがとうございました。

来年もまたよろしくお願い申し上げます。

 

どうぞ、良いお年をお迎えください。