小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は焼津の地を避暑地として気に入り、東京に在住していた8年の間に、6回の夏を過ごし、焼津にまつわる作品を多く残しています。
小泉八雲が初めて焼津を訪れたのは、1897(明治30)年8月4日でした。
水泳が得意だった八雲は、知人の紹介で遠浅の海ではなく、焼津の深くて荒い海が気に入り、浜通りの魚屋・山口乙吉の家の2階を借り、亡くなるまでほとんどの夏を焼津で過ごしました。
特に焼津の風景や漁船、お盆の様子、そして地元の人々との交流が描かれている「At Yaidzu」にちなみ、当時手に入りやすかった食材に着想を得て、豆腐と味噌で仕立てた特別な「はんべ(はんぺん)」をつくりました。焼津の素朴なおいしさをお楽しみください。
The Seascapes that Captivated Lafcadio Hearn at Yaizu
Music by Alexander B. Kato-Willis
Video by Katsumasa Mataki