9月29日(月)より、NHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」が放映されますね!
私達焼津市民にとっては、晩年毎年焼津を訪れ、焼津の海と人々と文化を愛した八雲が、130年も経った後にテレビドラマの中で私達に語り掛け、出会わせてもらえる素晴らしい機会だと思います。
実際、私もこのような機会が巡ってくるまでは、八雲について余り深くまで知りませんでした。
たぶん、若い世代の方々はなおのことだと思います。
ドラマでは、八雲が日本に滞在していた約15年間の内の、松江で過ごした約1年の様子を中心に描かれるようです。横浜→松江→熊本→神戸へと赴任先を変え、最後に東京大学の講師として東京に住まいを移した8年の間に、6度の夏を焼津の浜通りにあった魚屋(山口乙吉宅)の2階を賄い付きで借り、滞在したことが焼津とのご縁です。
特に、焼津の海が気に入り、得意な水泳を楽しまれたということです。
八雲は焼津にまつわる作品を多く残していますが、「At Yaidzu(焼津にて)」では、焼津の風景や漁船、お盆の様子、そして地元の人々との交流が描かれています。
八雲が避暑地(夏休みを過ごす土地)として焼津を選んだ大きな理由は、当地の海と人(山口乙吉の人柄)と言われています。特に「海」から受けるエネルギーが作品の創作意欲を増す源となっと聞いています。

ご覧の海の写真とイラスト「小泉八雲の足跡」は、八雲研究家の又木克昌氏にお願いして拝借したものです。ギリシャで誕生してから日本に渡るまでの生涯の足跡をわかりやすく説明されておられます。

焼津で過ごした八雲の軌跡を想像しながら、弊社では、昔ながらの「はんべ」をつくってみました。マイワシを骨ごと、当時の食材(豆腐・味噌)を使い懐かしい味わいに仕上げています。

この機会に是非、お試しいただければ幸いです。