「ばけばけ」と「花子とアン」の実話から知る共通点

NHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインが、小泉八雲夫妻をモデルにしたドラマであることは、皆さんご存知のことと思いますが、先日小泉八雲研究家の又木克昌氏より、とても興味深いことを幾つか伺いましたので、紹介させていただきたいと思います。

一つ目は、大正10年(1921年)に発行された作品集「小泉八雲文集 海の文学」の中に「At Yaidzu(焼津にて)」、「Beside the Sea(海のほとりにて)」、「Drifting(漂流)」という焼津に関する三作品が英語と日本語訳の両方で掲載されているということです。

二つ目は、この本の訳者が大谷正信、松江中学での八雲の教え子で、その後、東京大学でも八雲から学んだ
「八雲の愛弟子」の一人ということです。ドラマの中でも、先日から松江中学の学生が登場していますが、その中に大谷正信がモデルになる学生がいるかもしれません!

更に、私にとって興味深かったのが、北星堂書店から出版された「海の文学」の印刷者が「村岡儆三」であったということです!「赤毛のアン」の訳者であり、連続テレビ小説「花子とアン」のヒロインとなった村岡花子の夫となった方です。ドラマの中では、「村岡印刷」として登場していました。

2014年の4月から放映された朝ドラ「花子とアン」と、今回の「ばけばけ」の二つの作品のモデルとなった実在の人物の出来事の中で、八雲夫妻と村岡夫妻が繋がっていたことに感動した次第です。

「花子とアン」の原案となった「アンのゆりかご-村岡花子の生涯」の著者・村岡恵理さんは、花子のお孫さんであり、幸運なことに私は直接お目に掛かる機会がありました。2014年の9月に母校の静岡英和女学院で村岡恵理さんの講演会でお話を拝聴することができたのです!

ドラマも講演会も10年以上も前のことですのに、一人で感激していました。

八雲のゆかりの地である焼津に生まれ育っても、あまり八雲について知識が広くなった私ですが、今回の朝ドラを機会に多くことを学ばせていただいています。これからが、益々楽しみです!